家系の食べ方に関する論述

・はじめに

家系ラーメンといえばラーメン界における一大勢力である。この記事を目にするような方々であればどんなものかはご存知だと思うので説明は省略するが、その食べ方が人によって実に千差万別であることも同意していただけるところであると思う。いわゆる「濃さ・硬さ・油の量」だけでなく、一食の中で手を加え次第に味がそれぞれの好みに変化して行く様はさながら名古屋名物「ひつまぶし」である。

当記事では筆者が大学生活を通じてたどり着いた食べ方を述べる。その目的は以下の2点である。

1.筆者の考える最も美味しい食べ方の紹介。平たく言い直すと、自分語りで気持ちよくなりたい。

2.読者の反論、提案の喚起。要するにそれぞれの好みを語って戦争しよう、ということ。

 

・手順

①注文

固め、中ライスである。かつては濃い目や多めに手を出したこともあるが、過剰であると感じた。パセリ程度の健康志向の表れでもあるが、家系ラーメンを食べている時点でカロリーや塩分を考慮するのはおそらく時間の無駄である。固めを頼むことにより注文から提供までの微々たる時間短縮も狙っている。また、伸びて柔らかくなるより、適正に近づく方が好みである。*1

②麺を食べる

初めに汁を吸わせたほうれん草を全て食べ、麺を7割ぐらい食べる。少し残しておくのがミソ。

③米を食べる

浸した海苔で米を巻いて食べる。肉も浸して米と食べる。残った米はたくあん等で最後の一粒までしっかり食べる。*2

④おかわり

再度中ライスを頼む。初めから大ライスにしないのは途中で温かい米を追加するためである。*3この際に輝くのが先ほど残した麺である。米が届くまでの間を埋めつつ麺を食べ切る。ここで白ゴマを加えることで柔らかな味わいにすることが多い。

⑤再度米を食べる

おかわりした米を食べ切る。ここに来てようやくレンゲを使う。茶碗に汁を注ぐのは抵抗感があるので、米と汁を交互に口に入れることで解決している。

 

あとは食器をカウンターに上げ、布巾でテーブルを拭いて退店である。ほぼルーティーンと化しているので、あまり考えずにこの流れを行なっていることが多い。

 

 

・おわりに

わりと本気でみんなの食い方知りたいので教えてください。たぶんニンニクとか辛いもの入れてないのはありえねぇみたいな意見が来る気がする。*4

職場近辺がラーメン屋過疎地*5で社会人になってからめっきり食べる機会が減ったけれど、その分美味いラーメンを開拓したいので情報提供待ってます。

*1:「ぜんぶ普通」がなんとなく恥ずかしくて見栄を張っている。

*2:筆者は幼少期に「米を残すと目が潰れる」と教えられて育った。イギリス人の少女に伝えたところ、「誰に潰されるのか」と問い詰められ答えに窮した。

*3:万が一食べ切れない事態を防ぐためでもある。

*4:筆者は蒙古タンメン中本でも塩タンメンしか食べられない。

*5:都内にそんな土地があると思わなかった。