家系の食べ方に関する論述

・はじめに

家系ラーメンといえばラーメン界における一大勢力である。この記事を目にするような方々であればどんなものかはご存知だと思うので説明は省略するが、その食べ方が人によって実に千差万別であることも同意していただけるところであると思う。いわゆる「濃さ・硬さ・油の量」だけでなく、一食の中で手を加え次第に味がそれぞれの好みに変化して行く様はさながら名古屋名物「ひつまぶし」である。

当記事では筆者が大学生活を通じてたどり着いた食べ方を述べる。その目的は以下の2点である。

1.筆者の考える最も美味しい食べ方の紹介。平たく言い直すと、自分語りで気持ちよくなりたい。

2.読者の反論、提案の喚起。要するにそれぞれの好みを語って戦争しよう、ということ。

 

・手順

①注文

固め、中ライスである。かつては濃い目や多めに手を出したこともあるが、過剰であると感じた。パセリ程度の健康志向の表れでもあるが、家系ラーメンを食べている時点でカロリーや塩分を考慮するのはおそらく時間の無駄である。固めを頼むことにより注文から提供までの微々たる時間短縮も狙っている。また、伸びて柔らかくなるより、適正に近づく方が好みである。*1

②麺を食べる

初めに汁を吸わせたほうれん草を全て食べ、麺を7割ぐらい食べる。少し残しておくのがミソ。

③米を食べる

浸した海苔で米を巻いて食べる。肉も浸して米と食べる。残った米はたくあん等で最後の一粒までしっかり食べる。*2

④おかわり

再度中ライスを頼む。初めから大ライスにしないのは途中で温かい米を追加するためである。*3この際に輝くのが先ほど残した麺である。米が届くまでの間を埋めつつ麺を食べ切る。ここで白ゴマを加えることで柔らかな味わいにすることが多い。

⑤再度米を食べる

おかわりした米を食べ切る。ここに来てようやくレンゲを使う。茶碗に汁を注ぐのは抵抗感があるので、米と汁を交互に口に入れることで解決している。

 

あとは食器をカウンターに上げ、布巾でテーブルを拭いて退店である。ほぼルーティーンと化しているので、あまり考えずにこの流れを行なっていることが多い。

 

 

・おわりに

わりと本気でみんなの食い方知りたいので教えてください。たぶんニンニクとか辛いもの入れてないのはありえねぇみたいな意見が来る気がする。*4

職場近辺がラーメン屋過疎地*5で社会人になってからめっきり食べる機会が減ったけれど、その分美味いラーメンを開拓したいので情報提供待ってます。

*1:「ぜんぶ普通」がなんとなく恥ずかしくて見栄を張っている。

*2:筆者は幼少期に「米を残すと目が潰れる」と教えられて育った。イギリス人の少女に伝えたところ、「誰に潰されるのか」と問い詰められ答えに窮した。

*3:万が一食べ切れない事態を防ぐためでもある。

*4:筆者は蒙古タンメン中本でも塩タンメンしか食べられない。

*5:都内にそんな土地があると思わなかった。

『深世海』が良ゲーな話

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いつものようにSwitchを起動したら、ロック画面のニュース欄で紹介されていたゲームに目が止まった。『深世海 Into the Depth』である。

もともとスマホ用ゲームとしてリリースされ、Switchに移植されてニンダイでも紹介されていたらしいが、全く存在を知らなかった。説明文とPVを見て購入を決定。もともと海と魚が好きなので良さげだと感じたためである。

https://www.shinsekai-itd.com/ja/

 

・世界観

なんらかの災害?によって最後の人類となり、海中でくらす人物が主人公。途中から相棒の機械がついてきて意思疎通をはかるジェスチャーは見られるが、会話は全編を通して存在しない。文字表示も最低限であり、世界観に没入しやすくなっている。

反面ストーリーとしては、基本的に先へ進みつつ文明の名残を見つけていくだけなので、大きな盛り上がりは少ない(いちおうボス的な敵が数体存在する)。そのあたりは人を選ぶかもしれないが、クリアまで遊ぶとなかなか面白い事実も見えてくるのでぜひ遊んでみてほしい。

 

・ボリューム

そこそこ密に探索をしつつ、EDを迎えたのが8時間過ぎであった。ストーリーを最短で進めようと思うと5時間程度だろうか。2000円のゲームと思えば充分ではないか。

この手のゲームではお約束のコレクションアイテムがあり、やり込み要素といえる。

 

・難易度

イージーとスタンダードの2種類が選べる。敵からのダメージ等が変化する。スタンダードで遊んだが、手応えがありつつ、無理のない難しさであると感じた。

操作がやや独特かつほぼ水中での動作となることもあり、慣れるまではかなりおぼつかない挙動になる。しかし慣れてしまえば他のゲームでは味わえない動きを楽しめるので最初だけの辛抱である。

序盤は特に、よく分からずに死んでしまうことがある(開始直後に窒息死した)。初見ノーミスクリアを目指すならともかく、セーブポイントがこまめにあることもあって大きな損失にはならないので、仕様を覚えるためと思って心を折らずに続けること。

 

・音楽

このゲームは音楽が秀逸である。先に述べたように、会話が存在しないこともあってその比重は大きいのだが、深さや地上か水中かなど細かい変化に応じて音楽にエフェクトがかかったりするので飽きない。クリア後に解放されるサウンドテストも機能が他では見たことがないほど充実していて満足である。

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総じて、人を選ぶゲームではあると思う。

特に敵キャラは甲殻類の姿をしていたりリアルな深海生物が出てきたりするし、主人公のお供となる潜水艦もエビのような見た目をしているので、その手の生物が苦手な人には勧められない。

また、探索が嫌いな人もこのゲームは苦痛と感じるかもしれない。アクションよりも探索がメインとなるゲームである。

 

海の世界が好きな人、隅々までマップ埋めするのが好きな人、ちょっとだけお金と時間を出して何か遊んでみたい人、ぜひこのゲームをやってみてほしい。

 

 

 

追記

イヤホンないしヘッドホンは準必須アイテム。有無で没入感が全然違う。泡の音とかたまらん。

SwitchマイクラでMSアカウントにサインインする話

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Switch版Minecraftが統合版になってしばらく経つ。最近はあまり触ってないけれど、僕はマイクラが好きなので当時も結構楽しみにしていた。しかし、喜び勇んでMicrosoftアカウントを作りサインインしたものの、しばらくするとエラーで入れなくなってしまった。ネットにも解決策は無さげだったし、一緒にマイクラやるような友人もほぼ皆無だったので長らく放置してきた。

 

今回、iPhoneでやっている友人から誘われたので久々にサインインを試してみた。しかしやはりできない。ネットを見てもダメだ。最後の頼みの綱としてXboxのサポートにたどり着き、電話をかけてみた。分かりづらいが、Switch版でもMinecraftに関する問い合わせはここで受けてくれるらしい。

 

この手の電話に良いイメージはないのでどうせ長く待たされるのだろうと思っていたら、1分ほどで繋がって驚いた。さすがは天下のMicrosoftである。ありがとうビルゲイツ

 

いくつか試してもらって結局10分ほどで解決したのでそのやり方を書き残しておく。フォロワーさんの中に同じことで悩んでいる人がいたら参考にしてみてほしい。

 

1.マイクラを開く。

2.設定→プロフィール→サインイン履歴の消去(みたいなコマンド)。

3.トップに戻って左のサインイン。

4.画面に表示されたURLを開きコードを入力(スマホよりPCの方がベターらしい)

5.Microsoftアカウントにサインインする。

6.サインインに成功してもSwitchは触らずに待つ。

7.自動でSwitchの画面が切り替わってサインイン完了。

 

僕は6ですぐさまSwitchの画面を切り替えていたのでいつまで経ってもサインインできなかったらしい。やはりせっかちは損をするようだ。

もし僕と違ってエラーナンバーが出るようなエラーメッセージが表示されるならそれで原因がわかるから伝えてほしいそうだ。

とても良い対応をしてもらったし、無事にサインインできたしで大満足である。本当にありがとう、サポートセンターのお姉さん。

2019年の現場まとめ

今年も備忘録。

 

1/20 乃木坂個握@東京

3/5 日向坂ライブ@横浜

3/30 ひなフェス@幕張

5/1 乃木坂個握@幕張

5/4 欅坂個握@横浜

5/6 日向坂個握@幕張

5/24 乃木坂アンダラ@横浜

6/2 欅坂個握@横浜

6/4 娘。春ツアー@武道館

6/5 娘。春ツアー@武道館

6/11 娘。リリイベ@池袋

6/18 アンジュルム春ツアー@武道館

6/30 日向坂個握@東京

7/11 ビヨリリイベ@池袋

7/15 娘。チェキ@渋谷

8/13 J=Jリリイベ@ラクーア

8/27 カントリーFCイベ@山野ホール

10/17 宮本ソロライブ@台場

11/5 カントリー5周年ライブ@豊洲

11/28 ビヨリリイベ@池袋

12/4 J=J秋ツアー@代々木

12/5 娘。秋ツアー@代々木

12/7 カントリーリリイベ@台場

12/10 つばきリリイベ@池袋

12/14 娘。ZDA@錦糸町

 

 

反省点

・カントリーのチケットを外しすぎた。何より年末の解散コンを外すのが痛すぎる。

・モチベの低下を予期できず日向坂の個握券を取りすぎた。あまりにも下手くそ。

 

評価点

・鞘師復帰のひなフェスのチケットを自引きした。外したら間違いなく手に入らないプレミアチケットだったので天才的だった。

・カントリー5周年イベのチケットを一般で押さえたこと。結果的に4人のライブを見るのはあれが最後になってしまった。

・4年後期になっても大学行かざるを得なかったことで都内リリイベに気軽に行けたこと。大学ないのに池袋までは行けない。

 

 

6月の娘。コンが契機であったのか、2年ぶりのハロプロ回帰となった。幼少期から染み付いているし遅かれ早かれだったと思うが、個握券無駄にしたのだけは悔やまれる。

順調にいけば来年は就職ということで環境が大きく変わるが、極力現場に行けるように頑張りたい。

就活の話

タイミング見計らってたら機を逃した感があるけど就活のお話。特に面白くはないので一例として参考になればぐらいな気持ち。

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説明会のイメージ。観衆(就活生)が全部同じ格好してるので軽くホラー。

 

インターンに行こうと2社応募するも、定員オーバーと選考落ち。面倒になって遊ぶ。

11月

勤労感謝の日に冬インターンの合同説明会に行く。特に業界とかも絞っていなかったので適当に知っている企業をまわる。数社聴いているうちになんとなく業界を考える。

12月

某巨大企業のインターン(という名の説明会)に行く。この時点でほぼ志望業界を決める。

1月

合同説明会に行く。月末に1社目の選考が始まる。履歴書考えたのもこのあたり。

2月

合同説明会に行きつつ、インターンと称した各社の説明会にも行き始める。合説で声かけられた2社目(行く気はない)の選考が始まる。1社目にお祈りされる。

3月

合説・説明会・選考で31日中14日の予定が埋まる。春休みでバイトの代行を気軽に受けたこと、月末に履歴書の締め切りが集中したこともあってかなりキツイ思いをする。2社目の内定が出て安心する。

4月

各社の選考を受ける。12日に本命の内定が出たので終了。

 

結果

書類提出 13社

書類・適性検査落ち 5社

二次選考落ち 1社

内定 2社

選考辞退 5社

 

マイナビリクナビ

まずここが分からないと思う。結論から言うと、どっちでもいいので片方に重点を置くといい。僕はほとんどの手続きをマイナビ経由でやったし、合説もマイナビ主催のものだけ行って充分だったのでそちらをお勧めする。ただし1社だけリクナビ経由で試験受けてくれと言われたことがあるので、どちらも登録は済ませてアプリ入れるだけ入れておくと安心かもしれない。

まぁリクナビのアレが結構大きい問題になってたし、21年度の就活はマイナビが中心になるんじゃないのとか思ってる。わからんけど。

 

志望業界・企業の絞り方

僕はとにかく怠惰だったので最後まで受け身だった。合同説明会に行く→その日の参加企業の中で志望業界の企業をチェック→初見さんの話を聞く→気になったら説明会に行くの流れを繰り返して探した。まじめな学生なら自分で四季報やらネットやら活用して会社探しするのだと思う。合説というものは行ってしまえば向こうから寄ってくるし、知らない企業もたくさん見つけられるので僕のように受け身な人間には勧めたい。内定先を見つけたのも3月の合説だったし。

業界に関しては、とにかく合説で話を聞いて面白そう、やれそうと思ったものを選んだ。やっぱり興味のない業界の企業は説明を聞いていてもつまらないものである。まぁこれに関しては入社してみないとなんともみたいなところもありそうなので、もし僕がさっさと転職するようなことになってても暖かい目で見てほしい。

ふたつ業界見てたけど、3月に説明会行ってるうちに志望度が逆転したので、そういうこともあるよって話。

 

合同説明会の立ち回り

たいてい10時11時に開始することが多いが、できればそこに合わせて行くべき。初回の説明は各社揃って始まるが、その後はどんどんズレていくためハシゴするときにロスタイムが生まれがち。あとたいてい早めに行くor指定の数回ることでQUOカード等がもらえるのでアド。

会場に入ったらマップと出展企業一覧がもらえるので興味のある業界や企業をチェックし、地図に印をつけておく。あとは各ブースへ行って説明を聞く。基本的に1回30分だが、興味のある企業は前で座って聞くと楽なのでベター。逆にとりあえず聞いてみるかぐらいなら、席が埋まったぐらいで行って後ろで立って聞いてると「なんか違うな」というときに途中抜けしやすい。誰もが知ってるような人気企業の場合は聞くのも一苦労になりがちなので早めに行動を。

説明が終わって面白そうだと思ったら社員さんに話しかけてみるといい。基本的に暇そうにしてる若手社員がいるので。いろいろと話が聞けるし、企業説明会や選考で再会したり他の社員との話題にしたりもできる。説明会直後は埋まりがちなので、説明中に後ろの方で暇してる社員に話しかけるか、終わった直後に行くといい。

どの企業も学生捕まえる気でいるので池袋の風俗キャッチよりしつこく客引きしてくるが、新歓期の大学と同じで1度捕まると他にも目をつけられるので基本無視で通り抜けよう。ただしクリアファイルを配っている企業も多いのでもらいつつ抜けると無限に回収できる。

たぶん5社ぐらい聞いてるとうんざりしてくるので、休憩挟みつつ適当なところで引き上げるべし。

 

履歴書について

履歴書のエピソードについて、よく「盛れ」とか聞くけれど、僕はそのまま素直に書くのがいいと思った。やっぱりそれをもとに面接が進むことが多いし、そうなるとなかなかホントの話しか出てこないものだった。無理に役職の話とかするより趣味の話とかを広げるほうがやりやすいと思う。

何回も書いているうちに改善されていくので、とにかくいっぱい書くといい。コピーするなり、ネットからES印刷しろって企業のを大量に刷るなりして、書きなぐって線で消してとかやるのが僕は作りやすかった。

 

やっておいたほうがいいと思ったこと

とにかく話せるエピソードを3つぐらい持っておく。趣味・バイト・サークルなんでもいいので自分が興味があって話が広げられるようなものにする。また、そこから仕事内容に絡められるようなポイントも考えておくとベター。

大人と話すのに慣れておく。僕は普段からバイトやヲタク現場なんかで親ぐらいの年代の人と話すことが多く、面接でも過剰に緊張することはなかった。もし可能なら、近所の人とかでもいいので雑談するといいと思う。結局面接って印象よくしゃべれるかみたいなところもあると思うので。

 

面接について

入退室時のマナーなんかはたいてい待っているときに社員さんが教えてくれるのでビビらなくていいと思う。たぶん大学のキャリアセンターとか行けば就活ガイドブックみたいなものがあるので、ざっと目を通してみると参考になる。

とにかく「原稿の暗記」だけはしないこと。ときどき丸暗記した回答をしゃべっている人がいるけれど、傍で聴いて居てあまり印象よくないと感じた。問答想定してざっくり回答の骨組みを組んでおくぐらいにとどめるのがいいと思う。

集団面接は端から順に当たる場合と挙手制の場合がある。前者なら中央に座れたら毎回考える時間があるのでラッキー。後者なら被らないよう先行してアドを取りに行くと吉。

あとは場慣れするだけなのでやっていくうちに感覚つかめるかと。

 

第一志望?

よく、志望度を聞かれたら第一志望と答えろという話がある。僕も数回聞かれたことはあるが、面倒なので全部正直に答えた。内定先では「ここと他社で迷っている、結論はまだ出てない」と答えたし、周りも明確に第一志望と答える人はいなかった。周りの学生はその後見てないけれども、受かった上で単に他社へ行っただけかもしれない。少なくとも僕は内定をもらえた。もちろん会社によるとは思うけども。

 

適性検査・SPIについて

勉強するだけ無駄。と言うと多少言い過ぎだが、受験のようにしゃかりきに勉強する必要は一切ない。書店で軽く本をめくって雰囲気掴めばいいと思う。

なぜかというと、ひと口に適性検査と言っても、会社によって形式や難易度が全く異なるからである。大学入試でも駿台模試河合模試があるように、いろんな種類があるので受けるまでどんな問題が出るかわからない。もちろん最低限の語彙知識や数学知識は必要だが、とにかく行ってみて受けるのを繰り返してるうちに慣れるんじゃないだろうか。

 

 

おわりに

僕の場合はちょうど人手を欲しがってる業界の、募集人員増やしてた企業がたまたま志望企業になったのですんなり決めることができた。たぶん業界とかによってはもっと狭い門だったりすると思う。本当に運が良かった。

自分がやったことでとにかく勧められるのはビッグサイトの合同説明会に毎回参加したこと。行くのが面倒なのはわかるけれど、行けば情報があふれてるし、30分の説明をハシゴできる効率の良さは企業探しに最適だと思う。

 

冬から就活始めてもなんとかなるよって例になってれば幸いである。

 

 

質問等あればリプライなりDMなりLINEなりでどうぞ。役に立つ答えが出るかは保証しません。

 

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行って良かった旅行先

ここ数年で行ったところで、行って良かったなと思ったところを紹介してみる。夏休みだとか卒業旅行だとかの参考にしてもらえれば。

 

Sランク(行かなきゃ損)

 

大島(東京都)

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島なんだけどとにかく風景が雄大。周囲に広がる海、迫力満点の三原山、広大な裏砂漠と見応えがある。特に裏砂漠は冷えた溶岩がゴロゴロ転がっていて一見の価値がある。東京から近いので比較的行きやすいのも魅力。

gastrodon.hatenablog.com

 

朝霧高原静岡県

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富士山のお膝元。民家が少なく、牛がたまにいるだけで人も車もほとんどいない。北から向かうと青木ヶ原樹海を抜けたところに高原が広がっていてなかなか気持ちが良い。遮るものがないので富士山がきれいに見えるのも良い。難点を挙げるとすれば車以外のアクセスが皆無なこと。河口湖とか富士急に行ったついでに足を伸ばしてみるといいかも。

 

男鹿半島秋田県

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ここも車がベターだと思うけれど、運転して行くだけの価値がある場所。平坦な八郎潟を超えて山道を抜けたところにある入道崎は灯台の周囲に草原が広がっていて心地良い。先端まで行くと三方を日本海に囲まれる体験ができる。近くの男鹿水族館も値段(1100円)のわりに展示が充実しているので楽しめる。秋田がそもそも遠いというのはあるけれど、新幹線で1本なのでハードルは低いかなと。

ハタハタがメッチャ美味いよ。

 

小布施(長野県)

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運転してて撮れなかったけれど、りんごの栽培が盛んで果樹園が道の両脇に延々と続くのどかな町。葛飾北斎が晩年過ごした地ということで、下の写真の岩松院というお寺に鳳凰の天井絵があったり、北斎の絵を集めた美術館があったりする。2度行ったけれど、町の中をぶらっと走るだけでものんびりできるいいところだった。長野市中心部から近いので組み合わせやすいのも◎。

2度目の訪問の翌日に台風で大きな被害を受けたようなので心配。

 

 

 

Aランク(ぜひ行くべき)

 

白神山地青森県

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僕が行ったのは白神山地の中でも十二湖と呼ばれる場所で、その名の通り湖がたくさんある地帯だった。いちおう鉄道は通っているけれど、本数が少ないし駅から急な山道を登ることになるのでやはり車が必須だと思う。土産屋(有料駐車場併設)から一周2キロ程度の遊歩道があって案内所でも紹介されているのだけれど、多くの観光客が入り口の青池(上の画像)を見て引き返してしまうので一人で森を歩いているような気分になる。熊よけの鈴を持ってくればよかったと後悔したほどである。

 

田沢湖秋田県

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日本一深い湖。水もとてもきれいだった。電車とバスで来れるけれど、やはり車推奨。遊覧船は観光名所を回ってアナウンスで案内してくれるし、湖を間近に感じられるので乗ってみるといいと思う。魚に興味ある人ならばクニマス未来館はオススメ。魚自体はクニマスやヒメマスなどが少し展示されているだけだが、クニマスの習性や田沢湖の沿革を詳しく解説している。300円という破格の安さも魅力。夏は遊泳場が開かれているので湖水浴(?)を体験してみるのもいいかも。

秋田県だけど秋田から行くより盛岡から行くほうが近いと思う。

 

嵐山京都府

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ベタだけれどやはり京都に行くなら嵐山は行くべきだと思う。もちろん有名な竹林の道も見ごたえがあるのだけれど、個人的に一番好きだったのは天龍寺の庭園。わび・さびなんて全くわからない僕だけれども、ずっと見ていられるような魅力があった。難点を挙げるならば、やはり有名な観光地だけに観光客が多くて騒がしいことか。新幹線と私鉄を乗り継げばいいのでアクセスは良好。

 

 

Bランク(行ってみたら楽しい)

 

小岩井農場岩手県

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まさに漫画『銀の匙』の世界だった。特に牛舎にずらっと牛が並んでいる様子というのはなかなか見る機会がないので新鮮だった。乳製品を園内で売っているけれど、非常においしかったのでぜひ味わってほしい。

水曜どうでしょう』で安田さんがリバースしたところも開放されているので行けるぞ!

 

乳頭温泉秋田県

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田沢湖から近い「日本一有名な秘湯」。結構な山道なので運転するには多少心構えをしていったほうがいいと思う。とはいえ舗装のある完全二車線なのでそんなに難易度は高くないけど。いくつか宿があり、僕は「妙の湯」に行ったけれど、露天風呂という概念を覆された。都会の「屋外に置いときゃ露天だろ」みたいな露天風呂にはもう戻れない。

宿泊はあっという間に埋まるので困難らしい。日帰り入浴も受付時間が短いので注意。基本的に混浴なのでカップルで行くのにいいんじゃないかな。僕はぼっちだったけど他に客いなくて最高の景色を独り占めできたので良かったということにしよう。

 

大洗茨城県

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大洗の水族館といえばシロワニ(サメ)。各地の水族館にいるサメだけれど、シロワニだけを何頭も集めて展示しているのはここだけじゃないだろうか。大きなサメで顔つきもいかついので迫力を感じてほしい。大洗磯前神社が近くにあるのだけれど、太平洋の荒波にさらされる鳥居がとても見ごたえがある。いつかご来光も拝んでみたい。

 

養老渓谷(千葉県)

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紅葉で有名な養老渓谷。渓流と滝と葉の光景がとても美しい。早朝に行くと静かな雰囲気で見れるけれど、おそらく昼間は観光バスなんかも来るんだろうな。近辺の道は狭い山道なので運転する際は注意。

 

湯河原(神奈川県/静岡県

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これ全部足湯。都内から1時間ぐらいで着く温泉なのでとても行きやすいし、数も多いので日帰りで遊びに行くのに最適だと思う。ひと駅先が熱海だけど、そっちは小さい頃にしか行ったことないので比較できない。

 

伊香保温泉群馬県

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群馬といえば草津温泉だけど、その手前にあってかなりアクセスが容易なのが伊香保温泉。都内から車で行くと高速を降りてすぐなので非常に気楽に行ける。だからといってショボいとかいうこともなくて、長い石段があったり温泉街の雰囲気は十分に味わえる。榛名湖が近くにあるので観光してみると良いかも。冬に行くと湖面が凍結していて楽しい。

 

野辺山高原(長野県)

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レタスやキャベツで有名な野辺山高原だけれど、国立天文台の宇宙電波観測所がある。大真面目に宇宙からの電波を観測しているんだけれど、巨大なパラボラアンテナがあったり大量に並んでいたりする様子はちょっとオカルト感がある。高原というだけあって涼しいので避暑地としてのんびりしに行くのも気持ちよさそう。

 

犬山(愛知県)

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名古屋から私鉄で30分ほどの町。現存天守のある犬山城を中心に、リトルワールド・日本モンキーパーク明治村とテーマパークが複数ある。名古屋の中心部にはあまり観光名所がないので、半日~1日余ったら足を伸ばしてみるといいかもしれない。特に歴史好きには行ってほしい。

 

宇治京都府

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平等院鳳凰堂で有名な宇治。もちろんそれも見ごたえあるんだけど、宇治川の河原を歩くのも結構楽しい。あと穴場が源氏物語ミュージアムで、平安時代の文化や風俗に関してかなり展示が充実しているので面白い。抹茶はそんなに好きじゃないので言及しないけれど有名だよね。

 

 

 

番外編:走ってほしい道路

 

山梨県道71号線

青木ヶ原樹海の中を突っ切る道路。左右どちらも鬱蒼とした森が広がっているけれど、そんなに不気味という印象はなくてむしろ気持ちがいい。富士山周辺の道路はだいたいどれも景色が良くて程よくワインディングなので走りがいがある。

 

国道101号線

秋田から日本海沿いを北上する道路。能代以降は徐々に山が近づいてきて、最終的には山と海に挟まれたわずかな部分を走るようになる。景色の良さ・走りやすさ共に最高の道路なので白神山地へはぜひこの道路を走っていってほしい。白バイが多いのでスピードの出しすぎに注意。

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高校で行った九州とかも良かったんだけど記憶が薄れているのでやめた。あとちょっと違うけど、広島の平和記念資料館と沖縄のひめゆりの塔は日本人なら来ないといけないなと思った。

旅行の組み方

ここ数日、夏の旅行の予定を2本立てていたので記事を書いてみることに。自分の中で整理しつつもし参考になれば。

 

 

・旅の行き先

基本的にひとつ行きたいスポットを挙げ、そこから近隣で行きたい場所をリストアップして肉付けしていく。京都行きたい→大阪も行けるな→姫路まで足を伸ばしてみるかといった感じ。あとは移動の道中に面白いものがないかもチェックしてみる。

普段から行きたいところをストックしていると、いざどこかへ行こうというときに抱き合わせで行けるので良い。

 

・日程

二泊三日で組むことが多い。だいたい3〜4万ぐらいに収まって手頃だし、荷物も適度な量になる。丸3日あればたいていは満足できる。宿や移動の費用を抑えられる複数人での旅ではもう一泊増やしてもいいのかなと思ったり。

 

・移動手段

僕の場合はどうしてもバスがダメ(酔う・寝れない・トイレ行きたい等)なので電車かバスが主となる。初日の活動を疲れた状態でスタートしたくないというのもある。夜行バスが使えない分、初日は始発スタート、最終日は終電ゴールというのを基本としている。

街中の移動であれば徒歩やレンタサイクルという手段をとることもある。自分のペースで観光ができ、意外な名所に出会えたらするので無理のない範囲で積極的に採用したいものである。

 

・宿

安く済ませるならネカフェやカプセルホテル、極論で野宿という選択肢がある。しかし僕の場合はビジネスホテルを最低ラインにしている。理由は単純で、夜は部屋でのんびりしたいことと心配性なので荷物(と命)の安全を保障したいからだ。だいたい5〜7kぐらいを目安に探している。朝食無料バイキングとかついてるとアドがとれる。あとは中心街に近いかとか酒とつまみ買うコンビニが近いかとか。

 

・1日の流れ

朝食を済ませて8時スタートぐらいで組むことが多い。できれば最初の目的地の開館時間とかに合わせて到着できるように逆算すると良い。

夜は日没が目安。特に寺社や史跡は16〜17時ぐらいで閉まってしまうことが多いのでそれに合わせがち。だいたい20時ぐらいには宿でゴロゴロしてる気がする。

 

・食事

あまり下調べはしない。有名店に行ったり、その場でなんとなく入ったり、時間ないからコンビニでいいやとかまちまち。なんなら昼飯食う暇があるなら移動や観光に費やしたいぐらいな気持ちだったりもする。ガチガチに予定組む性格だけどこの辺はアバウト。

 

・気をつけていること

出来る限り時間のロスがないようにする。近くにあるならまとめて行くし、ルートは極力一筆書きに近くなるようにする。観光が目的なので移動を早くするためなら特急や新幹線、レンタカーといった手段も採用する(タクシーはコスパが悪すぎるので厳しい)。

「節約」と「ケチ」を区別する。もちろん宿は(自分の許容範囲内で)できるだけ安いものを探すし、電車や観光地の割引とかはネットで検索してみる。でも新幹線に乗るとか現地の食事とかちょっといい宿泊まるとか、そういうのは旅の一部という思いで必要経費だと換算してる。これは結構人によって線引き変わるんじゃないかなと思ったり。

 

 

まとめた感想だけど、実に細かい上に身勝手なのでなるほどひとり旅ばかりになるわけだという思いである。